MAP U は経営者を深い自己内探求の旅へといざなうことで
企業の真価を発見する経営コンサルティングファームです
Problem
下落する一人当たりGDPと世界最低レベルのワークエンゲージメント
日本のGDP(国内総生産:一定期間内に国内で産出された付加価値の総額)および平均給与は、90年代からこの30年間ほぼ横ばいで全く成長していません。一方で世界経済は成長し続けており、日本が相対的にどんどん貧しくなっているのを私たちは日々実感しています。一人当たりGDPは90年代の世界3位前後から、2022年には世界31位まで下落しています。*1
また、2023年現在、日本はワークエンゲージメント(働きがい)が世界で最低レベルだと言われており、経済的にも精神的にも日本から豊かさが失われています。*2
*1: IMF統計に基づく名目ベースの人口1人当たり当たりGDP
*2: ワークエンゲージメントは、仕事に関連するポジティブで充実した心理状態であり、活力、熱意、没頭によって特徴づけられる。特定の対象、出来事、個人、行動などに向けられた一時的な状態ではなく、仕事に向けられた持続的かつ全般的な感情と認知。米調査会社ギャラップの2020年実施調査では、日本は熱意あふれる(ワークエンゲージメントが高い)社員の割合は5%で、調査対象129カ国中128位。
Issue
経営者が内に秘めていた創造性とエネルギーの解放
日本企業を再興し、日本社会を豊かにする鍵は何でしょうか。
それは日本の経営者の孤独を癒し、内に秘めていた創造性とエネルギーを解き放つことです。
私、MAP U代表の杉本は、経営コンサルタントとして、これまで数多くの経営者の方のご支援をしてきました。
経営戦略の策定や経営システムの刷新、新規事業開発、人事戦略策定に人事制度の改革、人材育成プログラムの開発・実施など、支援領域は多岐に渡ります。
経営者が求める成果を定義し、成果を達成するための戦略を練り、皆で数字を追いかけて達成したくなるような仕組みを作り、達成できるようになるための研修を実施してきました。
あるとき、世界を変える革新的なプロダクトを世に生み出す企業と共に奮闘していた際に、経営者の方が私に心の内をそっと打ち明けてくれました。
夜寝ているとき、自分の頭上に天井から糸で吊るされた剣山がぶら下がっているように感じることがある。その剣山の下で寝ているのは自分ひとりだけだ。他の誰もこの剣山の下にはいない。自分だけが剣山の下で寝ている
私はこの言葉を忘れることが出来ません。
結局のところ経営者だけが事業の責任を負っていて、人生をかけているのは自分ひとり、そのリスクを他の誰とも共有できていないという感覚。
皆で数字を追いかけているようで、本当に追いかけているのは自分ひとり、法人融資の連帯保証人の欄には代表取締役である自分のサインだけが書かれていて、あらゆる契約書に自分の判が押されている。
投資家や出資者を含むありとあらゆるステークホルダーと向き合うのも自分ひとり、この世界を変えたいと心の底から願っているのも自分ひとり、革新的なプロダクトの価値を本当に信じているのも自分ひとり、あれだけ信頼して想いを一つにしていたはずの仲間もひとりふたりと去っていき、理解されるはずもない切実な想いを口にするのはもうやめて、創造性を爆発させてひとり突っ走るような真似も金輪際せず、想いと創造性に蓋をして忘れてしまうのが吉、プロのビジネスパーソンとして、せめて表面上の共感を得やすいコンセプトと分かりやすい数値目標を掲げて社内外のステークホルダーへの説明責任を果たし、実際に数字の責任を負っているのは自分ひとりだけれども、皆で数字を追っているかのような「構造」を形の上だけでも作り上げる。
この経営者の孤独は、経営コンサルタントである私自身がかつて経営者との共犯関係において発明し続けてきたものであり、あらゆる日本の経営者が今なお発明し続けているものでもあります。果たしてこれで企業の真価は、その企業独自の付加価値は、発揮されるのでしょうか。生成AIの活用などDXを推進して生産性を加速させながら、同時に従業員ひとりひとりが高いワークエンゲージメントで創造性とエネルギーを発揮して人間性あふれる付加価値を出すことが、これで本当に可能なのでしょうか。
これまでの30年間、経営者が孤独を発明し続けて日本企業が行きついた先は、世界で最低レベルのワークエンゲージメントと、相対的に下落し続ける付加価値でした。日本企業がワークエンゲージメントと付加価値を飛躍的に高めて真価を発揮し、日本社会が豊かになるために必要なことは何か。構造からアプローチする従来の経営コンサルティング手法は、もはや機能しません。
私たちはもう、経営者を孤独から解放するべきなのかもしれません。
孤独に覆われていた経営者の創造性とエネルギーを解き放つことで、日本企業は真価を発揮します。
進化のときは、今です。
Solution
リーダーシップ開発×組織開発×事業開発
経営者が実はずっと内に秘めて(Cover)いた想いを発見(Dis-cover)し、自分自身の真実/物語/パーパスと繋がって、創造性とエネルギーを解き放つこと。
経営者の「リーダシップ開発」が、進化の最初の一歩です。
その上で組織内外のメンバーと立場の違いを乗り越えて繋がり、経営陣と従業員のワークエンゲージメントを世界最高水準に高める。シナジーを促進する「組織開発」が進化の鍵となります。
そして、ワークエンゲージメントがきわめて高い経営陣とメンバーが一体となって世界と繋がり、既存事業の改革や新規事業の創発を推進する「事業開発」に取り組むことが、企業の付加価値を大いに高めていきます。「リーダシップ開発」「組織開発」「事業開発」の3種の開発を重ね、経営者が自分自身と繋がり、私たちと繋がり、世界と繋がることで、内に秘めて(Cover)いた企業の真価を発見(Dis-cover)すること。それが私たちのパーパスです。
日本の経営者の創造性とエネルギーを解き放ち、日本企業のワークエンゲージメントと付加価値を飛躍的に高めることで、私たちは2030年までに日本のワークエンゲージメントと一人当たりGDPを世界最高水準にします。それが私たちのミッションです。
APPROACH
真価発見アプローチ「Dis-cover U」
従来のコンサルティングファームでは、事業や組織構造など企業の「外面」の課題をひとつひとつ解決することで、他社の成功事例(ベストプラクティス)に倣った正解を目指してきました。
一方で、組織風土や個人の価値観など、企業の「内面」についてはほとんど扱ってきていません。
企業の「外面」の課題を個別に解決する機械的で静的なアプローチが、一般的なコンサルティングの手法です。
MAP Uでは、経営者個人の想いからあふれ出る創造性とエネルギーこそが企業価値の源泉だと捉えています。経営者個人の想いが、経営者を超えて含む組織へと広がって進化していく企業の「内面」の連動にこそ、その企業の真実があります。
正解は企業の「外面」にありません。他社の成功事例は、自社の正解ではありません。
企業の「内面」に、真価の鍵があります。
経営者のリーダーシップ開発で企業の「内面」が進化し、組織開発でひとりひとりのワークエンゲージメントが飛躍的に高まり、事業開発で企業の付加価値向上という「外面」の進化へと有機的に連動するのが、MAP Uの真価発見アプローチ「Dis-cover U」です。
MAP Uは、従来とは全く違う有機的で動的なコンサルティングアプローチによって、企業の真価をDis-cover(発見)していきます。